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『銅板屋根に穴』

投稿日:2020.05.08 カテゴリー:

こんにちは(^.^)営業の中山です。
今回、S様邸にて玄関屋根の補修を行いました。
最近は少なくなりましたが、銅板屋根は昔から屋根材として使われていました。
見た目も高級感があり、耐久性も高い材料です。時間が経てば青錆が出てとても雰囲気のある良い色になります。

「穴の原因」

最近よく見られる現象は、築25~30年位の銅板ぶき屋根に穴が空いている事です。
築年数からいうと、当然劣化もしているのですが、錆びて穴が空くと言うことでもあります。
でも…実は、酸性雨による影響だとも言われています。
銅板が酸性雨に弱いという事もあるようです。
…昔は酸性雨がなかったんですね(・o・)

「銅板に穴が空くとどうなるの?」

穴が空く場所の多くは瓦屋根と銅板が切り替わる処に穴が空いている場合が多いです。
とは言っても小さな穴です。

屋根材に穴が空いて問題なのは屋根材の下に水が入るという事です。
下地に水が入る→外に抜けにくい為、どんどん湿っていってしまいます。
放置して最悪の場合→下地が蒸れて腐ってしまいます。
仕上げ材の場合は、比較的、取替、補修も簡単にできますが、下地の取替となるとなかなか大変です。

「銅板の補修」

今回、S様邸の場合は比較的早い段階でしたので、仕上げ材だけの補修をさせて頂きました。
銅板⇒既存の銅板はそのまま(撤去する手間もゴミの処分もあまり発生しません)
既存の銅板の上から、新たな材料を重ね張りするだけですので、作業時間も短くすみました。

…下地の修繕が必要な場合…
下地の補修が必要な範囲以上に、大きく仕上げ材を撤去し、下地の木材の状態をみながら解体し修繕していく為、修繕する範囲が大きくなればなる程、作業費も材料費も増えているいってしまいます。なかなか大変です。”(-“”-)”

 

最後に、銅板やトタン屋根のサビが原因でできる穴は、一見小さな穴ですが、思っている以上に水が入り下地がダメになったり、シリアリの発生原因にもつながります。
建物にとって、湿気が多くて良い事はほとんどありません。
大事に至る前に、早めの補修をおすすめします。(^.^)

 

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