サーモスタット混合水栓の注意点
この形の水栓の使い方をご存じでしょうか。
サーモスタット混合水栓 といいます。
ご自宅のお風呂のシャワー水栓がこのタイプだという方も多いことでしょう。
左側のハンドルを回して温度調整をし、右側のハンドルを上げるとシャワーが出て、下げるとカランからお湯(水)が出ます。
サーモスタット混合水栓は、お湯と水を混合してシャワー・カランから出てくるお湯の温度をほぼ一定に保つよう調整されます。途中で急に冷たくなったり熱くなったりすることがないので快適に使用できます。
また、調整が水栓だけで行えるので、人によって好みの温度に簡単に変えられて便利です。
けれど、その便利な温度調整機能について、ひとつ注意点があります。
「シャワー・カランから出るお湯の温度は、給湯器の設定温度よりは低くなる」という点です。
例えば給湯器の設定温度が40度の場合は、40度よりも低い温度のお湯が出ます。左側のハンドルを40の目盛りに合わせても40度のお湯は出ません。
「LIXIL サーモスタット付シャワーバス水栓 取扱説明書」より
シャワーから40度のお湯を出したい場合は、給湯器の温度設定を40度よりも高くする必要があります。
説明書では、 「50度以上60度以下」 の温度をおすすめしています。
お湯と水の温度差がある方が、水栓内で混合して調整しやすい仕組みになっているそうです。
サーモスタット式の水栓を使用していてシャワーの温度が何だか低いと感じる場合は、給湯器の温度設定を上げるのを試してみてください。
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